結論からお伝えします。
私たちが本当に注目すべきなのは、通帳に振り込まれる金額(名目賃金)ではなく、
そのお金で「何がどれだけ買えるか」という「実質賃金」の数字です。
いくら給料の額面が増えたとしても、物価の上がり方に追いついていなければ、
私たちの生活は実質的に貧しくなっているのと同じだからです。
「10円アップ」と「20円の値上げ」の落とし穴

イメージしやすいように、身近なペットボトルのお茶で考えてみましょう。
例えば、皆さんがアルバイトをしていて、
時給が10円アップしたとします。
「やった!少し贅沢できるかも」と嬉しくなりますよね。
しかし、もし同じタイミングで、
いつも買っているコンビニのペットボトルのお茶が
20円値上がりしていたらどうでしょうか?
- 入ってくるお金: 10円増えた
- 出ていくお金: 20円増えた(お茶1本につき)
時給は確かに増えているのに、実際にお茶を買おうとすると、
以前よりも手元に残るお金は減ってしまいます。
これが「実質賃金が下がっている」状態です。
数字の上でお金が増えていっても、
それ以上に物価が上がってしまうと、
生活はどんどん苦しくなってしまう。
これが、今日本が直面している大きな課題なのです。
「現金」はインフレに弱いという事実
ここでもう一つ、覚えておいてほしい知識があります。
それは「現金はインフレ(物価上昇)に弱い」ということです。
「10,000円」というお札の数字は変わりません。
しかし、世の中のモノの値段(物価)が2倍になれば、
その10,000円で買えるモノの量は半分になります。
つまり、現金の価値が目減りしたことになります。
デフレ(物価が下がる状態)が長く続いた日本では、
「現金を持っていれば安心」という感覚が強くありました。
しかし、今のように物価が上がる局面では、
ただ現金を持っているだけでは守っているつもりで、
現実には自分の資産を守りきれていない可能性があるのです。
これからの時代を生き抜くために
「物価が上がるなら、投資をしてお金を増やさなきゃ!」と焦る必要はありません。
それよりもまず、皆さんに意識してほしいのは、自分自身の「稼ぐ力」についてです。
これからの世の中は、社会全体の賃金が上がるのを待つのではなく、
「自分自身の価値を高めて、より多くのお金を稼げる魅力をつけていくこと」
がますます重要になっていきます。例えば、
- 専門的なスキルを身につける
- 新しいテクノロジーを使いこなす
- 誰にも負けない知識を身につける
このように「あなたに仕事を頼みたい」と思われるように
自分自身の市場価値を高めていくことが、
物価上昇に負けない最強の武器になります。
今の学びが、将来のあなたの「実質的な豊かさ」に直結しています。
ぜひ、自分の可能性を広げることに、全力で取り組んでみてください。







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